日本スポーツ界の衰退ひっさびさ

2005年01月16日

eight years liquidation

このコラムは、2004年4月6日に書かれたものです。

プロ野球がいよいよ開幕した、パ・リーグの開幕にメジャーのオープン戦をぶつけるなど、相変わらずセ・リーグ、正確には読売ジャイアンツ中心に動くこの国の野球には嫌になるが、今年の「パ・リーグ」は面白いと私は思う。

今年のパ・リーグの戦力を分析してみると、昨年の上位3チームからは、松井・小久保・ローズとチームの顔とも言える選手達が去り、下位3チームには、新庄・李スンヨプ・村松など、顕著とした戦力アップが見られる。
賛否両論あると思うが、プレーオフ制の導入により、どのチームにも本当に優勝を狙えるチャンスがあると思う。

その中でも私は「千葉ロッテマリーンズ」に期待している。

ロッテファンは思い出したくもないであろう8年前、広岡氏との対立でバレンタイン監督がチームを去った。
バレンタイン氏がチームを去って以降のロッテの順位は5位(96年)、6位(97年)、4位(98年)、5位(00年)、5位(01年)、4位(02年)、4位(03年)と何と8年連続Bクラスと冬の時代を迎えた。

そして今年、8年間に犯した過ちを認めるかのように、一度は戦力外通告を行った小宮山をチームに復帰させ、8年前に「解雇」という追放に近い形で球団を追われた「ボビー・バレンタイン」を監督に復帰させた。

長年に渡り、球団首脳が過ちを認められずに冬の時代を余儀なくされていた球団にとって、8年ぶりに春が来る予感をさせる出来事だった。
バレンタインの復帰により、現役メジャーリーガー2人「フランコ&アグバヤーニ」、そして韓国の英雄「イ・スンヨプ」が加入し、チームに顔と柱が出来た。

「千葉ロッテマリーンズ」8年間に及ぶ大きな過ちを認め、前に進む勇気を手に入れた男達、その男達の8年にも及ぶドラマの集大成を、私は大いに期待して見たいと思う。




tekkoro8145 at 00:17│Comments(0)TrackBack(0)

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